数年をかけて取り組んできたインド・ブッダガヤでのプロジェクト。
カディコットンの糸を紡ぐ為の就業施設が、今夏 7月頃にハティヤール村に完成予定です。
建設予定地には菩提樹があり、女性たちはこのシンボルツリーを囲むように、糸紡ぎの仕事をはじめることになります。
2023年の春夏コレクションのテーマにしている「PRASAD(プラサード)」は、神様へささげる供物を意味します。
施設の完成を祈願し、1月には地鎮祭を行いました。
地鎮祭では神具を土に埋め、特別な祈りを捧げ、皆で祝い、プラサードをおさがりとして近しい人々に配り、分かち合います。
シンプルで簡素な儀式でしたが、時と場所を同じくした人たちと、施設の良い未来を願えた特別な時間となりました。
１枚の洋服ができるまでにも、携わった人々の、計り知れない数々の日々の物語があることでしょう。
この2023年の春夏のお洋服をお届けできることを心より楽しみにしております。
