昨日2020年2月17日に合同会社nimai-nitaiは8周年を迎えることができました。設立当時から8年を迎えてもまだまだ自分自身も会社も未熟であると思いますが、こうして継続して来れましたのも、いつも励まし応援し続けてくださるお客様、友人、知人、家族、そして日本とインドそれぞれの仲間のおかげです。
この場をお借りして、今一度感謝致します。ありがとうございます!
この8年で私自身の現地(インド・ブッダガヤ)との向き合い方、そして体制の変化はあったものの、原点であるブッダガヤで雇用を生み出したいという思いは変わりません。
nimai-nitaiでの服作りを通じて、欠かすことのできない手紡ぎ・手織りの布”カディ”と出会い、糸紡ぎによる仕事づくりで、さらに多くの女性たちの雇用機会を作れるのではと考えていたところ、2018年から滋賀県立大学の建築学部の皆様にお力添えいただくことになり、カディプロジェクトを発足することができました。
そして、このプロジェクトで作業場の建設と糸紡ぎの修練に必要な資金は、nimai-nitaiの設立当時からずっと応援し、続けてお洋服も愛用してくださっている寺部直子さんとのご縁を通して、学校法人安城学園様から多大なサポートをいただくことになりました。
安城学園様を代表し寺部暁理事長様よりメッセージをいただきましたので、掲載させていただきます。
学校法人安城学園は、官尊民卑・男尊女卑の風潮が極めて強かった明治の末期に女性の社会的(=経済的・政治的・文化的)自立を実現するために裁縫女学校を設立しました。「誰でも無限の可能性を持っている」という創立者の信念が原点になっています。
NIMAI-NITAI の社会貢献活動に今回協賛させていただいたのは、「裁縫技術の習得を通してブッダガヤの女性の社会的自立を支援したい」というカディプロジェクトの基本コンセプトが創立者の信念と一致していて共感できたからです。このプロジェクトがブッダガヤの女性の潜在能力の開発に役立つことを心から念願しています。学園では、新しい教育システム「学びの泉」の開発に取り組んでいます。皆様のプロジェクトに対する真摯な取り組みは学園の学生・生徒にとって「生きた教材」となりますので、今後ともWin-Win 関係に基づいた相互連携ができればと考えています。
最後に、ブッダガヤの人々が社会的に自立され、「生きる意志と生きる力と生きる歓びに満ち溢れた人生を送ることができますよう!」心からご祈念申し上げます。
インドの経済もめまぐるしく変化する中、ここから5年先、10年先、 100年先と 次の世代へ繋いでいくブッダガヤで描いていく未来を、nimai-nitaiの成長とともにこれからも見守っていただけると幸いです。
nimai-nitaiはあくまで「服を作る」ことが仕事です。
これからも、作り出していく服の可能性を追求していきたいと思います。
作り手の成長が洋服にどんどん反映されていくような、「ワクワクできるような服」を作りたい。
今年の春は、おもいきり”色”を楽しんだコレクションをお届けします!
ぜひ全国で開催する展示会場や、近江八幡で開催する自社展示会へ、そしてオンラインショップで、お洋服をお楽しみください。
これからのnimai-nitaiもどうぞよろしくお願いいたします。8周年に心より感謝を込めて。
合同会社nimai-nitai代表 廣中桃子