インドでは3月22日から続くロックダウンが延長され、最近ではさらに厳格に都市封鎖されており、家から一歩も外出できない状態のようです。
nimai-nitaiのインドの現場でも、さまざまな地域で依頼してきた生地の生産、縫製、配送も全てストップしています。この状態はすくなくとも5月3日までは続く見込みです。
また滋賀県立大学と進めてきた「カディプロジェクト」も実質、活動を一時中止しています。
活動地のハティアール村は奥地で、感染者が出ている情報はなく、衣食住の環境は問題ないと聞いています。
ただ、4月からは酷暑がはじまっており、毎日デリーにいるカランとビデオ電話をしていますが、猛暑の中での自宅待機はますます過酷になってきています。
デリーで雇用しているテーラー家族からも、いよいよ生活費がなくなってきたからを送金してほしいと連絡があり、オンライン口座を持つ彼らには送金できたものの、村で雇用している人たちは、ATMにもいけない状態で、送金する手段が現状ありません。
一番深刻なのは、賃貸で暮らしている核家族。
実家がある村に引越しを考えているが、移動手段がない。という深刻な連絡もありました。
なんとかしてお金を送金する方法を見つけるから、それまでは、ご飯を毎日しっかり食べて日々を過ごしてほしいと伝えています。
このような状況の中で今頭にあるのは、どんなに長期化しても、”会社を絶対に潰さない”ということです。
会社が生きていたらこの状況が終われば何かはできるはず。
今後数ヶ月で収束すれば良いのですが、これからこの状態が1年程は続くかもしれないということを予想し、会社の運営体制も大きく見直していく必要があります。
今年は近江八幡市内で、実店舗の設立を予定していましたが、スケジュールの変更も考えつつ、きっと実現できる日が来ると信じで、
当面の間は、「オンラインショップ」へ会社の事業活動をシフトさせていきます。
まずは「マスクとしても使えるハンカチ」の販売ができないか、思案中です。 インドの生産者への生活支援、生活が困窮している学生への教育支援も視野にいれて計画を練っています。
合同会社nimai-nitai
代表 廣中桃子