代表 廣中より

インドの今 - ロックダウン・ブッダガヤ編-

ブッダガヤのメンバーは、スマートフォンを持っている人が少ないので、12年来の付き合いになる孤児院AOZORA SCOOLで出会ったラクシュマンが現地の写真を送ってくれています。
外出禁止令の中、どうやってこんなにさまざまな場所の撮影ができてのか?と尋ねると、友人にお願いしてそれぞれの家から可能な範囲で撮影してもらったのだとか。
なんて気が効く子に育ったのだと、感激したのでした。
ありがとう、ラクシュマン。

ブッダガヤにはコロナ感染者は出ておらず、野菜や生活必需品の購入に外出することはできるようです。

学業を続ける孤児の中には、お金がそこをついてしまい、一文無しになってしまったという連絡も入っています。

サントスも同じくAOZORA SCHOOLを卒業生で、ガヤ市内で1人暮らし、2人の家庭教師のバイト代で生活しながら、公務員を目指しています。

サントスには、頼りになる親族が周りに1人もいない状況でとくに心配している学生の1人です。


食材や野菜を売るお店の人には事情を説明して、後払いという約束で、食材を仕入れているのだとか。


まずは、会社として、サントスの生活と学業サポートをしていきたいと思っています。

左からラクシュマン、 ニケシュさん 、サントス
※ ニケシュさん はハティヤール村にあるAOZORA SCHOOLの創設者

ゴールデンウイーク明けには、コロナによる特別応援企画をオンラインショップで公開予定です。


生活必需品以外のお買い物に支出する気持ちになれない時期ではありますが、応援よろしくお願いいたします。

合同会社nimai-nitai
代表 廣中桃子

代表 廣中より

当面の間、「オンラインショップ」中心で

インドでは3月22日から続くロックダウンが延長され、最近ではさらに厳格に都市封鎖されており、家から一歩も外出できない状態のようです。

nimai-nitaiのインドの現場でも、さまざまな地域で依頼してきた生地の生産、縫製、配送も全てストップしています。この状態はすくなくとも5月3日までは続く見込みです。

また滋賀県立大学と進めてきた「カディプロジェクト」も実質、活動を一時中止しています。

活動地のハティアール村は奥地で、感染者が出ている情報はなく、衣食住の環境は問題ないと聞いています。

ただ、4月からは酷暑がはじまっており、毎日デリーにいるカランとビデオ電話をしていますが、猛暑の中での自宅待機はますます過酷になってきています。

デリーで雇用しているテーラー家族からも、いよいよ生活費がなくなってきたからを送金してほしいと連絡があり、オンライン口座を持つ彼らには送金できたものの、村で雇用している人たちは、ATMにもいけない状態で、送金する手段が現状ありません。
一番深刻なのは、賃貸で暮らしている核家族。
実家がある村に引越しを考えているが、移動手段がない。という深刻な連絡もありました。
なんとかしてお金を送金する方法を見つけるから、それまでは、ご飯を毎日しっかり食べて日々を過ごしてほしいと伝えています。

このような状況の中で今頭にあるのは、どんなに長期化しても、”会社を絶対に潰さない”ということです。
会社が生きていたらこの状況が終われば何かはできるはず。
今後数ヶ月で収束すれば良いのですが、これからこの状態が1年程は続くかもしれないということを予想し、会社の運営体制も大きく見直していく必要があります。

今年は近江八幡市内で、実店舗の設立を予定していましたが、スケジュールの変更も考えつつ、きっと実現できる日が来ると信じで、

当面の間は、「オンラインショップ」へ会社の事業活動をシフトさせていきます。

まずは「マスクとしても使えるハンカチ」の販売ができないか、思案中です。 インドの生産者への生活支援、生活が困窮している学生への教育支援も視野にいれて計画を練っています。

合同会社nimai-nitai
代表 廣中桃子

代表 廣中より

インドから帰国後、2週間の自宅待機がようやく終了

4月3日に帰国してからようやく2週間が経ち、帰国後の自宅待機期間が明日で終わります。
インドで2週間、日本で2週間、合計4週間自宅待機したことになります。

その間、デリー→羽田のフライト、羽田→近江八幡(レンタカー)の移動日を除いて、外部とはほとんど接触していないので、2週間の自宅待機が終わった今、現時点ではコロナ感染の疑いはないと思われます。
誰にも「疑いはない」と言ってもらえないのでせめて自分で宣言したいところです。

自宅待機のことを知った、たくさんの方に支えてもらいました。
お名前を挙げることは控えさせていただきますが、本当に本当にありがとうございました。
お気持ちが何より嬉しかったです。

部屋から出ない生活は、精神的にも落ち込み、毎日ニュースを見ると不安にもなりますが、掃除、炊事、読書などできたこともたくさんありました。
ヨガは、インドでの待機期間中は本当に精神面が助けられましたが、帰国してからは日本の生活が快適で、すぐに中途半端になってしまいました。意思が弱いです。

そして時間ができたことで、会社の状況・今後のことを見直し、
インドの現状を伝えていくことは自分の使命だと思って、
文章にしていきたいという気持ちがうまれました。

ただこの先行きの見えない状態、予定していたデパートの企画・展示は全て中止となり、4月は実質休業に近い状態です。
5月から先もまだはっきりした見通しは立っていません。

現在開催中の、京都一乗寺にある恵文社/生活館ミニギャラリーの展示も、お客様の安全を考えると、告知も在廊も積極的にできず、それでも初日には数名の方がご来場くださってお買い上げいただいたようで、本当にありがたいことですが、売上は例年と比較すると大幅に落ちています。

オンラインショップも3月から売上がガクンと落ちてしまいました。
寒さ、コロナ、外出できない等で新しいお洋服を購入する気持ちになれないのは私も同じなので仕方ないことなのですが、このまま停滞の渦に陥っていてはいけないと自分の身を奮い立たせないと。と思います。

自分が思っていたよりもはるかにこの状況は、長く続くのかもしれない。

政府の給付金や補助金もたくさんの情報だけが流れてくる中、少しずつ確かな情報を拾っていく作業を繰り返していますが、それも一時的なもの。
今は、首相はじめ政治家の言動・行動、国の対策が(これまでもそうであったはずなのは大前提として)ダイレクトに自分の身に降りかかってくるのを目の当たりにして、自分がこれまでいかに政治に無関心に近い状態であったことに気づきました。

コロナを通して、当たり前に生きてきたことが当たり前じゃなかったことに気づけたこと、 また経済の落ち込みはさておき、世界中で環境汚染が改善されていることなどを見ると、これからの生き方そのものを見直していく最後のチャンスなのかもしれないとさえ思います。

合同会社nimai-nitai
代表 廣中桃子

お知らせ

新型コロナウイルス感染症の影響による生産地インドの状況について

インドのモディ首相は3月24日、国民向けに演説を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、25日から3週間、全土を封鎖すると述べ、外出禁止令を発令しました。

これに伴い、上記の間ニマイニタイのインドでの生産が事実上不可能となりました。

主にデリーおよびブッダガヤでの生産、地域の貢献活動として取り組んでいるカディプロジェクトの活動を一時停止いたします。

これにより、すでに日本に到着している品物が欠品した場合、当面の間、再入荷の見込みが立つまでお届けできない可能性がございます。

現在在庫のあるお洋服はオンラインショップに掲載しておりますので、開催予定の展示会もしくはオンラインショップでぜひお買い求めください。

また、オーダー品をお待ちいただいておりますお客様、2020年2月に大阪・池田のGULIGULI様にて開催された「布と出会う市」でオーダーをいただいたお客様、オンラインショップの入荷待ちのお客様には上記の事由によりお届けが大幅に遅れる可能性がございます。お届けに遅れが生じる場合は、別途ご案内させていただきます。インド国内の活動が再開できましたら優先して生産に入る予定です。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

まずは、新型コロナウイルスが世界中から1日も早く収束することを願い、また1日も早く元の活動ができるよう精一杯対応していきたいと思います。

2020年3月25日
合同会社nimai-nitai
代表 廣中桃子

お知らせ

8周年を迎えて

昨日2020年2月17日に合同会社nimai-nitaiは8周年を迎えることができました。設立当時から8年を迎えてもまだまだ自分自身も会社も未熟であると思いますが、こうして継続して来れましたのも、いつも励まし応援し続けてくださるお客様、友人、知人、家族、そして日本とインドそれぞれの仲間のおかげです。
この場をお借りして、今一度感謝致します。ありがとうございます!

この8年で私自身の現地(インド・ブッダガヤ)との向き合い方、そして体制の変化はあったものの、原点であるブッダガヤで雇用を生み出したいという思いは変わりません。
nimai-nitaiでの服作りを通じて、欠かすことのできない手紡ぎ・手織りの布”カディ”と出会い、糸紡ぎによる仕事づくりで、さらに多くの女性たちの雇用機会を作れるのではと考えていたところ、2018年から滋賀県立大学の建築学部の皆様にお力添えいただくことになり、カディプロジェクトを発足することができました。
そして、このプロジェクトで作業場の建設と糸紡ぎの修練に必要な資金は、nimai-nitaiの設立当時からずっと応援し、続けてお洋服も愛用してくださっている寺部直子さんとのご縁を通して、学校法人安城学園様から多大なサポートをいただくことになりました。
安城学園様を代表し寺部暁理事長様よりメッセージをいただきましたので、掲載させていただきます。

学校法人安城学園は、官尊民卑・男尊女卑の風潮が極めて強かった明治の末期に女性の社会的(=経済的・政治的・文化的)自立を実現するために裁縫女学校を設立しました。「誰でも無限の可能性を持っている」という創立者の信念が原点になっています。
NIMAI-NITAI の社会貢献活動に今回協賛させていただいたのは、「裁縫技術の習得を通してブッダガヤの女性の社会的自立を支援したい」というカディプロジェクトの基本コンセプトが創立者の信念と一致していて共感できたからです。このプロジェクトがブッダガヤの女性の潜在能力の開発に役立つことを心から念願しています。学園では、新しい教育システム「学びの泉」の開発に取り組んでいます。皆様のプロジェクトに対する真摯な取り組みは学園の学生・生徒にとって「生きた教材」となりますので、今後ともWin-Win 関係に基づいた相互連携ができればと考えています。
最後に、ブッダガヤの人々が社会的に自立され、「生きる意志と生きる力と生きる歓びに満ち溢れた人生を送ることができますよう!」心からご祈念申し上げます。

インドの経済もめまぐるしく変化する中、ここから5年先、10年先、 100年先と 次の世代へ繋いでいくブッダガヤで描いていく未来を、nimai-nitaiの成長とともにこれからも見守っていただけると幸いです。
nimai-nitaiはあくまで「服を作る」ことが仕事です。
これからも、作り出していく服の可能性を追求していきたいと思います。
作り手の成長が洋服にどんどん反映されていくような、「ワクワクできるような服」を作りたい。
今年の春は、おもいきり”色”を楽しんだコレクションをお届けします!
ぜひ全国で開催する展示会場や、近江八幡で開催する自社展示会へ、そしてオンラインショップで、お洋服をお楽しみください。
これからのnimai-nitaiもどうぞよろしくお願いいたします。8周年に心より感謝を込めて。

合同会社nimai-nitai代表 廣中桃子